妊娠8ヵ月は、妊娠28週から31週までの28日間を指します。
これからどんどんお腹が大きくなってきます。
動機や息切れ、お腹の張りなどが起こりやすい時期です。
妊娠28週:入院や産後に必要なものの購入は済ませておく
胎児の大きさ・体重
妊娠28週目の胎児は体長は約39cm~40cm、体重は1,000~1,300gくらいです。
胎児の状態
お腹の外で生きていくための必要最低限の機能が揃い始め、横隔膜を動かし呼吸の練習も活発に行われます。
また、この頃は五感が敏感になり始める時期でもあります。
妊婦の様子・注意点
今までとは比べられないくらいに胎児が成長する時期なのでかなり大変です。出掛けるときや、家事などをするときはこまめに休憩するといいでしょう。
妊娠28週前後には入院や産後に必要なものの購入は済ませておくと安心です。
少しずつ準備すればと思っていてもなかなか出来ないので、もっとお腹が大きくなってからでは身体に負担を掛けてしまうことにもなります。
妊娠29週:音楽を聴きながらリラックス
胎児の大きさ・体重
妊娠29週目の胎児は体長は約40cm~41cm、体重は1,100~1,500gくらいです。
胎児の状態
脳は順調に発達し、記憶や感情が芽生えてきます。血液も胎児自身で作れるようになってきます。
妊婦の様子・注意点
この時期にある症状として、おりものの増加や外陰部がかゆくなることがあります。
不快な場合やおりものの色やにおいに変化がある場合はお医者さんに相談しましょう。
胎教として音楽などを聞かせるのにピッタリな時期でもあるので、音楽を聴きながらリラックスしていると、胎児も心地の良い状態になります。
妊娠30週:睡眠と覚醒のリズムができてきます。ママは皮膚のケア!
胎児の大きさ・体重
妊娠30週目の胎児は体長は約41cm~42cm、体重は1,200~1,750gくらいです。
胎児の状態
胎児の身長と体重の増加がゆるやかになる時期なので、前の週とそれほど変化が少ないです。
呼吸や腸の消化機能、体温調節なども少しずつできるようになっています。
また、眼球が動いているときと動いていないときがハッキリと分かれ、睡眠と覚醒のリズムができてきます。
妊婦の様子・注意点
妊娠30週以降は、子宮に膀胱が圧迫され要領が少なくなったり、膀胱周りの筋肉が緩くなることが原因で尿漏れが起こりやすくなります。消して珍しい症状ではありませんので、尿漏れパッドなどを準備しておくといいです。
また、妊娠後期に入ってお腹が大きくなると、胸や太ももにも妊娠線が出やすくなるので、しっかりと対策をしておきましょう。
妊娠31週:目や鼻、まつげなど顔のパーツがほぼ完成
胎児の大きさ・体重
妊娠31週目の胎児は体長は約42cm~43cm、体重は1,300~1,900gくらいです。
胎児の状態
妊娠31週目の胎児は骨格がしっかりして表情も豊かになり、生まれたての新生児と変わらないくらいに成長し、体に脂肪がつき、ますます赤ちゃんらしくなります
目や鼻、まつげなど顔のパーツがほぼ完成して、エコーでも確認できるようになります。
脳や肺、消化器官以外の臓器は完成しているので、仮に早産になったとしても障害が起こる可能性が低くなります。
妊婦の様子・注意点
妊娠31週目頃から、お腹が張り、子宮収縮が起こることがあります。
これは「前駆陣痛」と呼ばれる本陣痛の予行演習で、妊娠36週頃から出産にかけてさらに頻繁に起こります。次第におさまるようであれば問題ありません。
ただ、お腹の張りとともに「子宮口が開く」「破水」「出血」などの症状がある場合は切迫早産の疑いもあります。
安静にしてもお腹の張りがおさまらない場合は、すぐに病院に連絡しお医者さんの指示を仰ぎましょう。
まとめ
妊娠8ヶ月の妊婦と胎児の様子と過ごし方は、いかがでしたでしょうか。
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