広告非表示のアドオンやブラウザ自体に標準装備されたトラッキング防止などの広告ブロック機能など、ちょこちょこ耳に入っている情報を聞いているとGoogleアドセンス(アドネットワーク広告系)はもうオワコンなのではないかと思い少し調べてみました。
ブラウザがトラッキング防止機能を付け始めた。
各ブラウザの広告ブロックアドオン(Adblock・µBlock・Disconnect)などは前からメジャーでしたが、パソコンに詳しい人がメインで入れている感じで一般的にかなり広まっているかと言えばそうでもないという感じでした。
ですが、最近はブラウザの標準機能として(デフォルトではオフになっているが)トラッキング防止機能がつくことが増えてきています。
特定のユーザーが、サイト内でどこを閲覧しているのかを追跡、分析することである。 どこから来た人が(インターネット広告や検索エンジン)、どのようなページを見て(製品紹介・事例)、コンバーション(資料請求・商品購入)に結びつくのかを追跡する。
amazonや楽天サイトを閲覧したあとにどこかのブログに貼ってあるアドセンスを見たら、閲覧した商品や関連商品が表示されていたりするのはトラッキングの機能によるものです。
つまりこのトラッキングを防止すると、アドセンスの広告が表示されなくなってしまうのです。
今はまだデフォルトで設定されているブラウザは少ないですが、Firefoxdでは以下のように言われているので、徐々にこの流れになっていくかもしれません。
すでにChromeでも広告ブロックは標準装備されている
先に書いたトラッキング防止機能とは異なりますが、Chromeでもすでに広告ブロック機能は実装されています。
導入されるという話が出た際はそこそこ界隈がざわつきましたが、実際全ての広告をブロックする機能ではありませんでした。(Better Ads Standards に準拠していないサイトにおいて広告表示を停止すると発表)
PC
- ポップアップ広告
- サウンド自動再生広告
- カウントダウン付き広告
- 追尾型広告
モバイル
- ポップアップ広告
- 全画面広告
- 広告密度が30%以上
- アニメーション広告
- サウンド自動再生広告
- カウントダウン付き広告
- 全画面スクロールオーバー広告
- 追尾型広告
いわゆるユーザーが嫌がるタイプの広告をブロックすることに重点が置かれているので、実際無茶な広告表示をしていないのであれば問題ない感じのものでした。
アドセンス=Google=Chromeなので無茶なことはしないということでしょうか。
現在のブラウザシェアは?
Net Applicationsで2018年10月のブラウザシェアの情報を調べてみると
以下のような感じになっています。
Chrome | 66.43% |
---|---|
Internet Explorer | 9.48% |
Firefox | 9.25% |
Edge | 4.28% |
Safari | 3.74% |
正確にはブラウザのバージョンのシェアなども見ていく必要がありそうですが、
アドセンスだけを収入源にしていると収入が6割減ということですね。アドセンスが完全にオワコンとなるのはまだ先なのかもしれません。
流れとしてはユーザーを守るという意味で何らかの広告ブロックへ移行?
アドセンスの完全なオワコン化はまだ先といいましたが、今後の流れ次第でGoogleユーザーを守ることと広告の比重を変えてくる可能性は大いにあると思っています。
ですので、現在アドセンスのみを設置し検索流入に頼ったPV数頼みの運用を行っていると近い将来一気に収入が落ち込む可能性はあると思います。
まとめ
現状ですぐにアドセンスからの収益がなくなるということはないと思いますが、少なくともアドセンスのみに一本化しているとリスクはあると思います。